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INTERVIEW

社員インタビュー

研究開発も提案活動も挑める環境で、技術を受け継ぎ未来を育てる

研究開発職 M・K
2021年入社

現在取り組んでいる研究について教えてください。

QUESTION01

循環型社会への挑戦。
研究開発と地域連携で広がる可能性

主に官公庁(自治体)がお客様である下水処理場や、民間企業(工場)の排水処理施設で使用する水処理薬品(凝集剤)の選定や評価試験をしています。

また、上記の主業務以外に、当社と異なる強みを持つ大学や他企業と共同研究を行ったり、市民イベントでの企業展示の仕事を担当したりしています。共同研究では、多様なパートナーと協力関係を築き、先端技術や知識を取り込みながら、水処理の新たな可能性を探索し、常に新しい領域への挑戦を続けています。その他にも、新しい薬剤の探索といったプロジェクトに携わっています。

この新しい薬剤の探索においては、水ing360°(当社ビジョン)にある「循環型社会」への貢献という観点から、「利活用できそうな廃棄物はないか」「既存の薬剤を異なる方法で活用できないか」「水処理と別の分野で活用することはできないか」といった【循環】を意識して業務に取り組んでいます。

水ingにおける研究開発職の魅力は?

QUESTION02

ラボで磨き、現場で活かす。
社会を動かす水処理技術

ラボスケール(実験室レベル)から実スケールまで一貫して研究を行える環境があることです。このような環境により、自分が担当する研究や技術が、社会課題の解決に繋がっていることを実感できます。

たとえば、私が担当している排水処理や汚泥脱水処理に使用する薬剤の選定試験(提案に向けた試験)では、実験室で選定した薬剤を実際に現場で試験導入し、お客様から評価をいただくことで受注に繋がります。
試験で選定した薬剤が、実際に現場で使っていただいて、社会のインフラを支える役割を果たしていると考えると、大きな達成感がありますね。

「薬品」と「プラント(設備や装置)」を一体化して研究・開発できる点も魅力だと思います。水ingは2023年12月より、薬品技術センターと研究開発センターを統合し、基盤技術研究センターとして薬品の特性や最適な使用方法を研究しながら、それに適合するプラント設計やプロセスを同時に検討できるようになりました。私は今まで薬品中心で携わってきましたが、今後のステップとして挑戦していきたい分野です。

社会や地域とはどのような関わりがありますか

QUESTION03

水処理の研究で社会と対話する。
地域が教えてくれる未来のヒント

例えば6月ごろ、市民の方に普段使っている「水道」への理解を深めてもらうためのふれあい週間があります。そこで開催される自治体主催のイベントに、協賛企業として出展することがあります。

直近では、水処理薬品を使った水の浄化実験を企画し、「薬品を加えることで汚れた水がどのようにきれいになるのか」を実際に目で見てわかる形で伝えました。参加者の方には、科学実験のような感覚で楽しんでもらいながら、身近な水の大切さを知ってもらう良い機会になったと思います。

実験室にこもって専門的な試験やデータ解析を実施することはもちろん大切ですが、「自分の研究がどこに活きるか知ることができる」「研究や専門分野について参加者の皆さんにかみ砕いて説明することで、自分自身の成長に繋がる」「市民の方と直接接することでニーズやアイディアを拾える」といった点から、社会や地域と関わる機会は重要だと感じています。

今後会社に貢献するうえで取り組みたいことは?

QUESTION04

技術を未来につなげる挑戦。動画で伝える、言葉にできないノウハウ

私は「技術の継承」を自身の取り組みテーマと考えています。水ingには、これまで培われてきた技術やノウハウが数多く存在しており、現場でお客様の課題を解決する力となる非常に大切な資産となっています。一方で、マニュアルや文章だけでは十分に伝えられないことが多く、次世代への引き継ぎが課題だと感じています。

これは、私が大学時代に苦労した経験があり、自分の中でテーマに設定しました。今は、「言葉では伝わりにくいノウハウ」を動画マニュアルとして残すことに取り組み始めました。

たとえば、薬品の試験手順や使用方法、装置の調整方法を動画で記録することで、紙マニュアルでは伝わらないニュアンスをさまざまな社員に共有しています。この取り組みを通じて、次の世代がスムーズに技術を習得し、自分たちの知識をさらに発展させられる環境を整えたいと考えています。

学生に向けてメッセージをお願いします。

QUESTION05

研究に挑む人も、実験で支える人も。水ing で見つかる可能性

水ingの基盤技術研究センターは、分析や実験のみならず、理論、シミュレーション、人工知能を組み合わせてさまざまな研究開発テーマにチャレンジできる場です。

また、社内の業務以外にも、大学との共同研究や学会発表、そのほか社外とネットワークを構築できる環境も複数あり、社内外のさまざまな交流を通して、新しいヒントが得られると思います。

水処理に関わるテーマに取り組みたい方はもちろんのこと、「研究開発はちょっとハードルが高いけど、実際に手を動かす分析や実験がやりたい」、「頭で考えつつも手を動かせるような仕事がしたい」、「シミュレーションや人工知能を組み合わせた、次世代の研究分野に挑戦したい」という方も、水ingの基盤技術研究センターにぜひチャレンジしてみてください。

ある1日の流れ

8:30
出勤
8:45
チームミーティング(業務の進捗に関する打ち合わせ)
9:00
薬剤の選定試験
13:00
打ち合わせ、午前中の試験データのまとめ
15:00
研究開発のための調べ物や資料作成
17:30
退勤

CAREER PATH

研究開発職 M・Kのキャリアパス

2021年 入社後、薬品技術センターに配属。水処理薬品の試験、分析に関する基礎知識を習得。
2022年 ごみ焼却場で発生するばいじんの分析や、飛灰処理薬剤の選定試験に携わる。
試験・分析業務に加えて、チーム管理業務も担当。
2023年 薬剤の最適な添加量を算出する分析装置の新型機の開発プロジェクトに製作・技術担当として参画。
2024年 下水や排水処理、汚泥脱水処理に使用する薬剤を取り扱うチームに異動。
凝集剤の選定試験や実機試験を担当。大学との共同研究にも取り組む。

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