INTERVIEW
社員インタビュー
水処理専攻から機器設計へ─入社後の挑戦で見つけた設計の醍醐味

水ingを志望した理由を教えてください。
QUESTION01
自分の可能性を広げたい
大学で水処理を専攻していたこともあり、自分の学びを活かせると考えました。設計職への興味があったことや、業界分析を進める中でインフラ分野やプラント事業への関心が高まったことも、志望理由の一つです。
また、水ingが上下水やし尿処理、産業排水、維持管理など幅広い領域で事業展開している点にも魅力を感じました。総合水事業を手掛けている水ingなら、自分に合った事業領域を見つけられるだけでなく、多様な分野に挑戦できるのではないかと思い、志望しました。
現在どのような仕事に取り組まれていますか?
QUESTION02
最適解を形にする仕事
プラント内で使う機器の詳細設計を担当しています。案件ごとに求められる機械の仕様や詳細な構造が異なるため、それぞれに最適な機械の構造を検討し、CADを用いて図面化していきます。
たとえば、限られたスペースで脱水機を設置する場合、機器の性能を損なわないようにしながら、部品の配置や構造を工夫して省スペース化を図るなどです。試運転のために現場へ足を運び、設計した機器が現場でスムーズに動くか確認することもあります。
以前は下水処理場向けの機器が中心でしたが、現在は上水処理や産業用機械、下水処理場向けなど、幅広い機器の設計に携わっています。
また、当部門では、設計業務に加えて新しい機械の開発にも取り組んでいます。具体的には、現場の維持管理担当者から課題をヒアリングし、それに基づいて提案を行います。検討した内容を図面化し、実機を製作したうえで実際に現場で使用してもらい、作業の省力化や改善が図れるかどうかを検証しています。このように、現場の声を反映した開発を通じて、より良い機器の提供を目指しています。
機器設計の魅力を教えてください。
QUESTION03
自分らしい設計を形にする
「設計思想」を深く追求できる点です。何気ない構造にも意図や工夫があり、過去の案件の図面を見ると「なぜこの構造にしたのか」「どういった理由でこう設計したのか」といった背景を考えさせられることがあります。
ただ意図を知るだけでなく、自分の案件に合わせて「もっとこうしたら使いやすくなるのではないか」と工夫を加え、図面に反映させていく。過去の設計思想を学びながら、現場のニーズに応じた独自の工夫を重ねられることが、機器設計ならではの魅力です。
学生時代に学んでいた水処理の知識が直接的に役立つ場面は少ないものの、水処理におけるプロセスや構造の基本を理解していることで、設計時に他部門の業務を把握しやすいと感じています。
また、水インフラ機器は動いていて当たり前の存在ですが、自分が設計した機器が実際に問題なく動いていると確認できたときは安心しますし、達成感があります。

「事業展開が幅広いからこそ面白い!」と感じる瞬間は?
QUESTION04
設計の奥深さを実感
私が担当している機器設計の部門は、上水、下水、産業排水といった幅広いセグメントの機器設計を一手に担っています。それぞれの分野で仕事の進め方や考え方が異なるのがとても面白いです。
たとえば、上水と下水では設計のやり方や重視するポイントが異なります。また、民間向けの案件では決まった仕様がなく自由度が高い分、設計の工夫が求められ、大変でありながらやりがいも大きいです。案件ごとに求められるアプローチが異なるため、常に新しい発見があるのが、幅広い事業展開ならではの醍醐味だと思います。
もちろん、分野ごとに違いがある中でも「ここは同じ考え方を踏襲できるんだ!」といった共通点に気付けることもあり、その点も興味深く感じています。
業務に必要な知識はどのように身につけましたか?
QUESTION05
着実に知識を身につける
配属後はOJTがあり、その後配属部門内の各チームを回りながら、幅広く業務の知識を学びました。また、部門内には教育資料や技術資料が整備されているので、配属当初はそれらを活用して基礎知識を身につけました。
ただ、実務に必要な知識の多くは、実際に業務を進める中でしか学べないものが多いです。その際には人に聞く必要がありますが、水ingでは質問しやすい環境が整っており、どの先輩に聞いても丁寧に教えてもらえるので非常に助かっています。こうした相談しやすい職場環境が、社員の成長に大きく寄与していると感じています。
チーム内でのコミュニケーションはどのように行っていますか?
QUESTION06
私たちのチームでは、毎朝1時間ほどオンライン会議を行い、業務の進捗や相談事項を共有しています。また、業務相談用のチャットもあるので、設計に関する疑問点や判断が難しい部分について気軽に相談できます。
設計業務では、個人の判断だけでは見落としがちな部分や、「自分はこう思うけど他の人はどう考えるのだろう?」と迷う場面、詳しい方に意見を聞きたい場合などがあります。そういったときに、チーム全体で意見を募り、自分の判断ではなくチームとしての合意を得て図面を完成させられます。このように設計思想を統一するための仕組みとして、チーム会は非常に有効です。チーム全体で支え合う環境があるからこそ、安心して仕事に取り組めています。
新卒の方にメッセージをお願いします。
QUESTION07
どちらも活かせる職場
機械系の専門知識を持っている方はもちろんそのスキルを活かすチャンスがありますし、専攻が異なっても挑戦したい気持ちがあれば自分の強みを発揮できるフィールドが、水ingにはあります。多様なバックグラウンドを持つ仲間と協力し合いながら、共に成長していきましょう!


ある1日の流れ
- 9:00
- 会議(図面の打ち合わせ・ワーキンググループ)
- 11:00
- 工事部門・工場からの問い合わせ対応
- 14:00
- 設計業務
- 16:00
- 図面の検討業務
- 17:30
- 退勤
CAREER PATH
専門技術職 M・Yのキャリアパス
2019年 | 入社後、建設管理部に配属。 |
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2020年~ | 機器設計・開発部に異動。下水処理場などの詳細設計に従事。 |
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