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INTERVIEW

社員インタビュー

循環が生む地域の未来─水を起点に拡がる営業職の可能性

営業職 R・K
2017年入社

現在どのような仕事に取り組まれていますか?

QUESTION01

下水道事業の未来を構想し、
持続可能な社会を支える

本社の営業職として、上下水道の提案営業を中心に行っています。特に、老朽化した下水処理場や浄水場を更新する「性能発注型(※)」のプロジェクトが主な業務です。

また、企画業務として、当社の下水道事業戦略立案(事業・開発シナリオ)にも携わっています。具体的には、市場分析を行いながら「水ingのあるべき姿」の計画策定や実現に向けた取り組みを行っています。

※性能発注:発注者が求める性能や成果を明確にしたうえで契約を行う方式。水ingにおいて、従来は仕様書発注がメインだったが、近年では自治体の財政難などの影響により、性能発注案件が増えている。

「水ingのあるべき姿」とは?

QUESTION02

ただ建てるだけでは終わらない、
地域と共に進化する水インフラ

水ingのあるべき姿とは、地域社会に「持続可能な水インフラ」を提供することだと考えています。今日、日本では上下水道施設の老朽化が進み、人口減少や財政難といった課題も加わり、効率的で低コストな維持管理が求められているからです。そのため、単に施設を建設するだけでなく、その後の運用や維持管理まで含めた効率的な仕組みを構築することが重要です。

また、持続可能という点では「資源循環」の視点も欠かせません。その一例が、後述する「こうべハーベストプロジェクト」です。自治体や異業種のパートナーと連携し、循環型社会の実現に向けた取り組みを進めています。

社内だけでなく社外の方とも同じ認識を共有しながら、共通の目標を持つ「仲間」を増やし、地域社会や事業全体を支える仕組みの構築を大切にしています。

特に印象的なプロジェクトはありますか?

QUESTION03

下水から始まる、
命を繋ぐ循環の仕組み

西日本支店での営業担当時代に携わった、神戸市での「こうべハーベストプロジェクト(※)」です。このプロジェクトは、下水中に含まれるリンという成分を回収し、それを肥料として再利用する新しい取り組みでした。

具体的には、回収したリンを配合した肥料を作り、それを地元の農家の方々に提供します。従来の下水処理場の役割は水を綺麗にすることが中心でしたが、このプロジェクトでは「資源循環」という視点で、下水処理場に新たな価値を生み出しました。

水ingのお客様は発注者(自治体)となりますが、リン回収事業においては農家の方や野菜を食べる市民の方々などがお客様となります。下水中に含まれる有効な成分を活用し、「いかに農家の方が使いやすい肥料にするか」という視点で新しい価値を生み出すのは、非常にやりがいのある経験でした。

※こうべハーベストプロジェクト:神戸市が水ing株式会社やJA兵庫六甲と連携し、下水汚泥からリンを回収・肥料化する循環型社会の取り組み。

リン回収プロジェクトによって、貢献できる分野は増えましたか?

QUESTION04

下水から広がる循環の学びを、
子どもたちへ

このプロジェクトを通して、神戸市内の小学生とも関わりが生まれました。こうべハーベストは、酒米やトウモロコシなどさまざまな用途で用いられますが、神戸市内の学校給食で用いられる米の栽培にも活用されています。

肥料を作るだけで終わらせず、さらにその先を見据え、子どもたちの食育や環境教育へと繋げる取り組みも行っています。具体的には、出前授業を行って「これから給食で食べるお米は、こうやって育っているんだよ」「皆さんが流した水から、肥料の原料となるリンだけを回収して、また皆さんの口の中に入るんだよ」と伝え、自分たちが食べるお米がどう育ち、どんな仕組みで循環しているのかを体感してもらっています。

私自身、大学時代は教員を志していた時期もあり、理科の教員免許も取得していました。大学院で水の研究を同時にしていたこともあって、就活の際は現在の進路を選びましたが、結果的に学生時代の想いや学びをどちらも活かせる機会に恵まれて非常に楽しいです。

水インフラにおける営業職の魅力とは?

QUESTION05

水を起点に、自分の可能性が広がる

水ingの営業職の魅力は、業務の範囲が非常に幅広い点です。多くの方がイメージするような、単なる「物を売る営業」ではなく、農業やエネルギーの回収拠点としての役割を担うなど、水を綺麗にするだけではない「街づくり」にも貢献しています。

水を起点に幅広く業務展開している会社であることが、私が入社を決めた理由でもあります。水に関する専門性を活かしながら、幅広い分野で自分の可能性を追求できる。この柔軟性こそが、水ingの営業職の大きな魅力だと感じています。

水ingを志望する学生にメッセージをお願いします。

QUESTION06

自分の可能性を信じて、
未来を水から創り出す

環境工学を学んだ方々はもちろんのこと、情報や電気、さらには農業など異分野のバックグラウンドを持つ方々も活躍できる環境なので、「自分には無理だ」と思わずにチャレンジしていただきたいです。

私自身、もともと設計職を志望していましたが、研修後に営業職を任され、現在はその仕事に大きなやりがいを感じています。特に、技術者との会話では専門用語が飛び交うため、水を学んできたバックグラウンドが非常に役立っています。

熱意と誇りを持って地域社会に貢献したい方と一緒に働けるのを楽しみにしています!

ある1日の流れ

9:00
打ち合わせ
11:00
提案資料の作成
14:00
社外関係者との打ち合わせ
15:00
現場訪問
17:30
退勤

CAREER PATH

営業職 R・Kのキャリアパス

2017年 入社後、大阪府内でEPC・メンテナンス・オペレーション・薬品の営業を担当
(水道・下水・し尿・ゴミの業種問わず)
2018年 大阪府・兵庫県・京都府でEPC・メンテナンスの営業(水道・下水中心)を担当
2019年 大阪府・兵庫県でEPCの営業(水道・下水中心)を担当
2022年 ソリューション営業部に異動、大阪駐在で西日本営業部を兼務
2023年 本社に異動、全国のDB(O)案件の営業と企画業務を担当(水道・下水中心)
※DB(O):施設の設計や建設、運営を一括して実施する方式。

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職種紹介

地域の未来をみずから創る、水ingの各職種を紹介します。あなたの未来を描く仕事とであってください。

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