INTERVIEW
社員インタビュー
水×DXで現場を効率化。水インフラの未来を支えるテクノロジー

現在どのような仕事に取り組まれていますか?
QUESTION01
水インフラの未来を創る
私が携わっているのは、「Sustainable Water Cloud (SWaC®)」という情報プラットフォームの開発と導入です。ベンダーとやり取りをしながら、開発方針の策定や進捗管理といった全体指揮を行っています。
SWaC®は、水インフラの現場で発生するデータをクラウド上に集約し、それを分析や監視に活用できるようにするシステムです。具体的には、社内やお客様の「こういう機能が欲しい」という要望をもとに、それをどうやってシステムに落とし込むかを考えたり、開発の際に協力しているベンダーと調整したりしています。また、実際に現場にシステムを導入する際の機器のセットアップも行っています。
水ingにおけるデジタル部門の役割は?
QUESTION02
SWaC®は、水処理維持管理現場でのオペレーションの効率化や省力化の役割を担っています。水ingがIoT部門に注力している背景には、地方自治体が抱える「ヒト・モノ・カネ」の問題があります。技術者の人手不足や少子化による税収減、その中で設備が老朽化し、プラントを維持管理し続けることが難しくなっているのが現状です。
これらを効率的に改善するために、DXを活用したシステムを導入することが重要だと考えており、SWaC®はその解決策の一つとして位置づけられています。
入社してDXの重要性を感じたエピソードを教えてください。
QUESTION03
社会の基盤を効率化する
現場の課題を目の当たりにしたときにDXの重要性を感じます。
たとえば、現場での巡回作業において、「確認する場所が点在していて1日の大半が確認の作業に費やされてしまう」「人手が足りず、確認作業によってみんな出払ってしまう」といった課題が挙がります。しかし、SWaC®の導入によってデータを遠隔監視できるようになれば、巡回頻度の削減が可能です。その結果、現場の方々は、これまで巡回にかかっていた時間をよりコアな業務に充てられるようになります。
現場の課題を丁寧にすくい上げ、DXの観点から課題解決の方法を模索し、実際に業務効率化や省力化に繋げられる点が大きなやりがいです。また、職場環境の改善が進むだけでなく、計画や予防・修繕といった将来に向けて重要度の高い業務に充てられるという点でも、この取り組みが社会貢献に繋がると実感しています。

DXを推進する中で感じている課題はありますか?
QUESTION04
不安を未来への期待に変える
課題の一つは、「現場の方々にDXの価値を理解していただくこと」です。例えば、SWaC®はクラウド上でデータを扱うシステムですが、大切な現場のデータをクラウドに預けることに抵抗を感じる方も少なくありません。「情報漏えいが起きたらどうするの?」という不安を持たれるケースもあります。
生じてしまった不安を消すことはできませんが、少しでも安心して導入していただけるように対話を重ね、きちんと理解していただくことを大切にしています。今後技術の発展により通信の安定性が高まれば、お客様のクラウドに対する不安も取り除けるのかなと期待しています。
水ing株式会社でのキャリアを選んだ理由は?
QUESTION05
DXで現場と水を守る
私が水インフラ業界を志した最初のきっかけは、東日本大震災です。当時、中学生だった私は、ニュースの中継で「物資が届かない」「水がない」といった現場の状況を何度も目にしました。この経験から、「人の生活を支えるにはどうしたらいいのだろう?」と考えるようになりました。
その後、就職活動をする中で自分なりに調査して気付いたのが「工場や家庭に水を届けるためには、現場が適切に回ることが不可欠である」ということです。現場で働く方々を支えるためには、資源(アセット)を適切に管理し、効率よく使う必要があります。しかし、それを紙や従来の方法で行うのは難しい。そこで、IoTやシステムといった便利なツールを活用し、データを管理・分析することで現場を支援したいと考えました。
入社の決め手になったのは、水ingのIoT部門の部長との面談です。部長が「人手不足や設備の老朽化といった課題を、DXで解決していきたい」と話してくれて、私がやりたいと思っていることと会社の方向性が一致していると感じました。
新卒の方にメッセージをお願いします。
QUESTION06
現場で活きるDXをあなたの手で
「情報系のスキルを活かして、誰かの生活を支える仕事をしたい」と考えている方にとって、水インフラ業界は非常に魅力的なフィールドです。この仕事では、システムを作って終わりではなく、実際に現場に導入しその結果を直接フィードバックとして受け取ることができます。
自分が作ったものが社会に役立ち、現場の方々の負担を軽減する。このような達成感ややりがいを感じながら働くことができる環境で、ぜひ一緒にDXを推進してみませんか?


ある1日の流れ
- 8:45
- 連絡の確認
- 9:30
- 要件定義資料の作成
- 11:00
- 会議
- 14:00
- 社内調整
- 17:30
- 退勤
CAREER PATH
専門技術職 I・Eのキャリアパス
2022年~ | 入社後、IoT部門(IoT・クラウド技術部)に配属。 Webアプリケーションの開発(新機能の構築)に従事。 |
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