K.K
専門技術/デジタル
入社年度:2003年
INTERVIEW
Q. どんな仕事を担当していますか?
水ingのDXを主管するデジタルイノベーション開発部に所属し、DXの推進を担当しています。
社内に向けては、社員全員に向けて様々な情報を届けるポータルサイト刷新のリーダー業務があります。新型コロナを切っ掛けに本格的に在宅ワークが導入されたことを受け、どこで仕事をしても必要な情報が全社員に的確に届く仕組みを整備しています。社外に向けては、主に維持管理業務へのデジタルツール導入による、業務効率化を推進しています。顕在化する課題に対してどのようなツールをどう活用すれば課題解決を実現できるか、また潜在的な課題は無いかなど現場の意見を広く収集しながら検討を進めています。
世の中でDXが注目される一方で、これまで水処理業界、特に施設の維持管理業務とDX はあまりリンクしていませんでした。このままではいけない、新たな価値創造に挑戦しなくてはならないということで、デジタルイノベーション開発部ができたのは4年前。複数の部門から集まった数名で立ち上げた部門ですが、現在では20名ほどの組織に成長しました。私たちが目指しているDXの重要性が社内に少しずつ浸透し、部署としての形・役割が整ってきたことを感じています。
Q. 仕事のやりがいは?
デジタルという切り口で、会社の価値を高める挑戦に取り組めることですね。
以前はプラントの設計や研究開発という「ゼロからものをつくる仕事」がメインでしたが、実際に納入したプラントが運転されているところは見えにくかったように思います。しかし、現在の部署で、デジタルという観点で水ingの事業全体を見渡すことが必要となり、維持管理現場の視点からも考えるようになりました。ものづくりを深めていくことも面白いですが、事業の全体像を見ながら会社の価値を高めていくのはとてもやりがいを感じます。
Q. 水ingの魅力とは?
若いうちから仕事を任せてくれる文化でしょうか。私も20代のうちからプラント設計の案件担当を任せられました。
責任は重いですが、失敗しても上司や関連部門の方々が積極的に支援してくれるので、経験を上手に積んでいくことができました。
若い社員に業務を任せられるのは、水処理プラントの会社としての長い歴史があるからだと思います。当時、上司から、案件担当の私がわからなくても、お客様に「わかりません」と言うなと言われていました。なぜなら持ち帰って、周囲と一緒に検討をすれば、会社として必ず回答が出せるからです。
誰であっても課題意識を持って「やらせてください」といえば、チャレンジを後押ししてくれます。
もう一つは「人の良さ」ですね。就職活動で初めて水ingを訪問したとき、自分が作っているものを誇らしく話す、仕事を愛する社員の存在に感銘を受けました。入社してからも、少しでも不安があればすぐ周りに相談ができました。
常に仲間を気に掛け、フォローし合う人間関係があると思います。
Q. 今後のキャリアをどう考えていますか?
まずは現在の自分が置かれているこの部署で、ベストを尽くします。
現在担当している仕事では、水処理施設の現場を守っている社員がどんなに離れた場所にいても、みんなが同じように新しい技術や情報に触れることができる場をDXで実現したいと考えています。DXで人の仕事がなくなる、等と言われることがありますが、決してそうではなく、今までの培ってきた過程や技術をより見えやすく、使いやすくすることで、我々の武器になるものだと考えます。DXで維持管理の仕事が効率的にできるようになり、現場が「自分達の仕事はこんなに創造性があったのか」と再発見するきっかけになると嬉しいですね。
将来的には「水を通じて社会に貢献する」という水ingの企業理念を実現し、水ing全体の価値を上げていけるような存在になりたいです。そのために私がこれまで蓄積してきた経験や人とのつながりを、最大限に活かしていきます。