N.I
営業企画
入社年度:2002年
INTERVIEW
Q.どんな仕事を担当していますか?
入社後、営業職とマネジメント業務を経て、現在は企画開発本部で会社の中期経営計画の推進に携わっています。
その中でも、水ing、水ingエンジニアリング、水ingAM3社がグループとして連携するための取り組みを推進していくことが主な業務です。水ingグループでは既存事業として上水道、下水道、し尿・バイオマスを含めた資源化施設、民間と大きく分けて4つの柱があります。これらの事業の今後5年、10年先を見据えた事業シナリオの作成や、達成するために必要な技術・開発テーマの創出など、長期の時間軸での取り組みが多いです。
かつて高度成長期には、人口増加、都市造成に合わせ必要となる社会インフラが建設され、近年では、これら施設が老朽化に伴い、改築更新、整備することが大きな需要の一つでした。これらは、現在でも当社や水事業に携わる企業にとっての中心的な業務でありますが、今後は、より様々な社会課題、環境問題、地域ニーズなどに目を向け、水ingの持つ技術力、人材、地域とのつながりなどによって、社会に貢献できる取組みを多く作れるよう企画しています。2050年に向けたカーボンニュートラルや、枯渇資源の再生・利活用などが切口の一つで、神戸市で取組むリン資源の利活用(KOBEハーベストプロジェクト)も、水ingが目指す方向性を具現化した事例の一つです。
Q.仕事の魅力を教えてください。
一言で言うと水ingの事業は「水だけではない」という点です。
例えば、下水道の仕事では「壊れた機械設備を直す」といったことだけではなく、下水道から資源を回収したり、それを市民・地域に還元する取り組みの中で「資源の再利用が地域の循環につながっている」ということを実感できます。神戸市内の農家やJAとのお付き合いもあるため学校給食用の野菜やお米を作ったり、小学生と野菜の収穫体験を行なったこともありました。体験をしながら下水道の大切さや、どのようにして水を綺麗にするのかを子供たちに伝えていく場面もあります。
「水業界=水処理や衛生工学の勉強」というイメージが先行しがちですが、私自身は農業の勉強をしたり地域の教育委員会が目標としていることは何か?といった分野まで幅を広げて学んできましたし、地域の循環デザインを考えるためにデザイナーと仕事をさせていただく機会もありました。水事業を通して地域貢献、街づくりへの取り組みができるのは水ingにしかない魅力であり、今後もさらに展開していくと思います。
Q.お客様との忘れられないエピソード、印象的な出来事はありますか?
以前、営業として主に官公庁を担当していました。
官公庁の案件は適正な競争入札に基づいて決まります。その入札に至る前の検討段階では、お客様の課題を一緒に探し、課題解決に向けた提案を行いお客様が納得するまで議論します。その後工事として案件が形成され、競争入札の末ようやく契約が確定するのですが、その時にお客様から「水ingが受注して、N.Iさんとこの先も一緒に仕事ができるようになって本当に良かった」という言葉をいただいたときはとても嬉しかったです。
その後マネージャーになってからは、部下や設計、開発、建設、薬品など様々な部門の水ing人材に対し、まさに総合力を活かした企業だといったお褒めの言葉をいただく場面があり、上司として部下や社内関係者が高く評価されることの喜びを感じました。
Q.どんな人に入ってきてほしいですか?
水事業に携わりたい方はもちろんのこと、水だけではない幅広い事業や地域貢献、街づくりへの取り組みに関わることができるのは水ingの強みなので、そういうフィールドでも活躍したいという学生さんは是非水ingに来てほしいです。
企画開発に携わるからといって必ずしもクリエイティブ性の高い人材を求めているわけではありません。企画開発本部には一つ一つ着実に積み上げていく努力型のタイプから、新しい発想を持ったタイプまでバランス良く幅広い人材が揃っています。
私自身「ルーティンワーク」と呼ばれる仕事をとても大切にしてきました。それらも元を辿ると新しい取り組みがあってルーティン(習慣)に落とし込むことができたのだと考えています。そういった意味では、これからの水ingには新たなルーティンを生み出すためのチャレンジや創意工夫が必要です。水ingのこれまでの歴史や背景を大切にしながら、視野を広く持ち、新しいことに目を向け、積極的に挑戦していける。そんな方と是非一緒に働きたいなと思っています。