T.I
建設管理部
入社年度:2011年
INTERVIEW
Q. どんな仕事を担当していますか?
水ingが担う建設工事が、決められた基準に沿うように管理するのが私の仕事です。
例えば、建設事業者を募る入札公告には、案件によってどんな資格や経験を持つ技術者が必要なのかが細かく指定されていますが、見落としや読み間違えが発生してしまうと入札失格や契約不履行につながってしまいます。そこで、建設管理部が、受注した工事に配置された技術者が入札公告を満たしたものになっているかをチェックしています。
また、建設業法をはじめとした法律は時代に合わせて定期的に改正されます。法令が新しくなったときは建設管理部が変更点をいち早く把握し、社内で運用している書類を改訂すると同時に、社員に新しい法令を周知・教育しています。
そのほかに、建設工事に関する社内からの問い合わせにも対応します。初年度のみ建設管理部に配属される設計部門や建設部門のキャリアパスを歩む新入社員に対して、業務に関する教育や毎月の業務レポートのフォローを行っています。
Q.入社のきっかけを教えて下さい
高専や大学院での研究テーマに水環境を選び、下水の中にいる細菌や水環境中の腸管系ウイルスの遺伝子を調べることで、水処理に関与している細菌の種類や腸管系ウイルスの水環境中での動態を研究していました。
研究を始めるまではコンクリート、水理、土質、構造力学といった土木工学に関する勉強に励んでいましたが、「目に見えない生物が汚い水を綺麗にしている」「遺伝子を調べれば生物の種類が判別できる」ことがとても新鮮で印象に残り、ここから水に深い興味を持つようになりました。
卒業したら水処理に関する仕事がしたいと思い、企業を検討する中で水ingに出会いました。水処理事業の会社はいくつかありましたが、水ingは水処理施設の設計・建設・維持管理で実績があり、規模が大きく幅広い仕事ができそうだと感じたのが入社の決め手になりました。入社して10年以上になりますが、自分のイメージ通りの仕事ができていると思います。
Q. 仕事のやりがいは?
自分の仕事が会社のルールになるという、影響の大きさです。
例えば、法令改正により社内で運用している書式が改訂になった場合、私が作成したフォーマットは建設工事に関与する方全員が使うことになります。当然のことながら、改訂した書類は正しいと思って皆さん使用されますので、法令解釈を間違えて改訂しないように責任感を感じながら対応しています。
もうひとつは、建設管理で得られる知識や人脈です。今の部署に異動する前は7年ほど建設工事の現場管理に携わっていたのですが、異動したことで新たな世界が広がったように感じました。現場管理では施工やマネジメントなどの知識が深まりましたが、建設管理部では契約書、社内のルール、技術者の配置などに関与するので、法令の知識がとても深まりました。また、現場管理ではその案件を担当する建設、営業、設計、調達、品質管理の方とのコミュニケーションが主となりますが、建設管理部になると全国の工事部門や営業部門、社内コーポレートの方とやり取りする機会があるので、関わる人達がかなり増えました。
Q. 今後のキャリアステップをどう考えていますか?
入社して最初の7年は工事部、その後の3年は建設管理部に所属しましたが、最近は両方の経験を改めて現場に還元したいと思うようになってきたので、いつかまた現場管理に戻りたいです。
改めて現場管理の仕事の担当になったら、以前は担当できなかった大型案件や、DB(デザインビルド)にも挑戦してみたいです。工事部と建設管理部を経験した体験を活かして、建設部門全体を引っ張ることができる人になるのが夢です。